2022.12.03news

ぴあスポーツビジネスプログラム 第2期 Blue United 賞 (最優秀賞) 受賞者インタビュー【後編】

2021年から開講したぴあスポーツビジネスプログラム(以下、ぴあSBP)。7ヶ月間にも渡るプログラムが10月末で終了し、第2期生である22名が修了証を受け取った。
今回も幅広い世代の受講生が参加する中、長期間のプログラムを通じて優秀な成績をおさめ、本プログラムの最優秀賞として、オフィシャルアカデミックストラテジーパートナーであるBlue United Corporation より、Blue United 賞を授与された「学生」、野田遥介さんにインタビューを行なった。彼が7ヶ月間で得たものとは、そしてこの先どんなビジョンを思い描いているのか。ぴあSBPでの学びの集大成を語ってもらった。

――7ヶ月間を通して、様々な講義があったと思うのですが、一番印象に残った講義はどの講義でしたか?

本当にどれも面白くて自分のためになる、自分の知見が深まるような講義だったと思います。1つ選ぶとしたらシティフットボールグループの西脇さんの実例を交えた講義と、その後のスポンサーシップセールスに関するグループワークです。
西脇さんのご経験に感銘を受けたのと、ぴあSBPだからこそお話頂けた内容など、すごくリアルだと思って印象に残っていました。その後西脇さんが実際に企業を相手にこうプレゼンしてますというのを聞いた上で、自分の中で噛み砕いてグループワークの発表資料に落とし込めたところが、自分の中で印象に残っています。

――7ヶ月間結構タフなプログラムだったと思いますが、大変だったことはどのような部分ですか?

一番はスケジュール感というかやらなきゃいけない事の量。講義にもたくさん準備が必要ですし、特にグループワークで、例えば、グループでちょっと集まってやろうよってなった時も、深夜にやっていたり、それだけ自分のみではなくて、受講生みんな大変だったかなと。それでもこれだけやらないと、これだけやってもまだまだという感覚でした。実際の現場の大変さが身に染みたと思っています。

――色々大変だったことがある中でご自身がプログラムを受講する上で、工夫されたことや意識されたことはありますか?

僕が意識してたこととしては、常任講師 中村さんの最初の講義だったスポーツビジネス概論でおっしゃられていた、(スポーツビジネスにおける)原理原則、感情移入を大事にしようとか、(感動)体験を与えるにはとか、そのようなところを毎回頭の中には置くようにやっていたことかなと思います。
議論していく中で色々なアイデアが出せる方もいらっしゃいますし、多少ずれてしますことも時にはあると思うんですけど、そういう時に「でもそれって原理原則からずれているよね」とか、原理原則を意識してグループワークに取り組めたかなと思います。
あとは復習は毎回していました。頂いた講義資料もそうですし、自分で取ったメモと照らし合わせながら振り返りました。やはり最初のスポーツビジネス概論の内容を特に見返していたかなと。一番根っこのところが大切ですよね。

――みなさんスポーツに熱意を持たれて、なおかつビジネス領域というところに興味を持たれている方がたくさんいらっしゃったかと思います。その中で野田さんが最優秀賞を受賞されたのは、ご自身のどんなところがそれに起因したと思いますか?

本当に真面目に頑張った自負はあります。社会人の方と比べると使える時間が学生には多かったとは正直思っていて、このプログラムでの学習に費やした時間は他の方より多かったのかなと思います。
とは言え、頑張れたのは間違いなく同期の方がいて、みなさん本当にレベルが高い会話をされていたり、そういうところで切磋琢磨できたことが一番の理由だと思っています。

――ありがとうございます。では、未来の話に移りましょう。このプログラムを修了されて、先ずは短期スパンでどの様に活用していきたいか、この経験をどう活かしたいか、考えていることはありますか?

スポーツビジネスを学べたので、新卒でクラブに入るのか、それともぴあさんのようなエンタメ企業を目指すのか、色々な道があると思うのですが、先ずはそこに向かってやっていければと思います。
あとは、社会人の方と関われたことで、社会人としてのビジネスマナーではないですが、人との話し方など他の学生とは違う(自分の)武器も得られたと思うので、そこは就活を進めていく中で自分の中で意識して忘れずにやっていきたいと思っています。

――より長期的な視点で、スポーツの世界で成し遂げたいビジョンはありますか?

自分は特にサッカーでこれまで生きてきて、サッカーを通じてたくさんの友人ができたり、こういうプログラムに参加できたり、人生が豊かになったと考えています。そういう体験をもっともっと色々な人にしてもらいたいというのが自分の想いです。就職できなかったとしても、何かしら自分でSNSで発信したりなどはしていきたいなと。
あとはずっと持っていた印象として、スポーツ界やエンタメ界は「稼ぐ」という部分では、まだまだ難しいところもあると思うのですが、それでもこれだけ素晴らしい業界なので、稼げるような業界にしていきたいなと思います。
(取り組んでみたいこととしては)お金につながる仕事、お客さんにどう商品を売るのか。グッズなのかチケットなのか色々ありますが、どう売るのかやスポンサーを集めるために営業職に就いて、お金を生み出せるようなことができたらと考えています。

ーー期待していますね。ちなみに、弊社もぴあさんと一緒にこのプログラムを企画・運営していますが、Blue Unitedに対してはどのような印象を持たれていますか?

スポーツチームではない立場で、グローバルにチャレンジされているのを中村さんの講義の中でも伺い、ハワイでサッカーの国際大会を企画されていることなど、率直にすごいなと。
また、ぴあSBPのツイッターからリツイートでBlue Unitedのeスポーツチームのツイッターが流れてきたことがあって、自身が好きなマリノスと連携されているのを知る機会がありました。
自分は英語もできないのでそういうところも含めてすごいなと思います。

――ありがとうございます。では最後に、今後ぴあSBPの受講を考えられている皆さんに是非メッセージをお願いします。

本当に入って損はない、入ってよかったなと自分は思っています。
特に学生の立場からしたら社会人の方と接する機会って、普通に大学生活を送っていたらほぼないことだと思いますし、そういうところの経験としてまずは入ってみようというのもいいのかなと思います。その経験をする中で、スポーツビジネスというものがあるぐらいに捉えてもいいのかなって思っているぐらいなので。
迷っているんだったら、是非参加してみて欲しいと思います。

――貴重なお話が聞けました。ありがとうございました。

ありがとうございました。

<後書き>
一つ一つの言葉を紡ぎながら丁寧に回答してくれた姿が印象的だった野田遥介さん。最優秀賞受賞の背景には並々ならぬ努力とスポーツ界に対する熱い想いがあった。
Blue Unitedが大切にしている考え方である、スポーツビジネスの「原理原則」をこの7ヶ月間で習得されたことが、今回のインタビューを通じて感じることが出来た。
今後も、ぴあスポーツビジネスプログラム のアカデミックストラテジーパートナーとして、スポーツビジネス界における”即戦力”となる人材育成に寄与できるよう、尽力していきたい。

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